先日、なぜ肌のかゆみが発生するのかについて解説しました。
合わせて読む → 肌のかゆみの原因
本日は肌にかゆみの予防法と対処法について解説します。
肌のかゆみの予防法と対処法
先日もお伝えしたように、肌のかゆみの原因の1つは肌のバリア機能の低下にあります。
そうなりますと、そのバリアが低下しないような行動をしけれればなりませんし、することにより予防にもなるということなんです。
まずはマスクや衣類などで摩擦が発生し、肌が傷つきバリア機能が低下することがあるのですが、肌が傷つきやすいということはそもそも肌が乾燥しているということなので、乾燥防ぐために日ごろから加湿器の使用するようにしたり、保湿クリームの定期的に塗るようにしましょう。
敏感肌の方は、刺激の少ない製品を選んでください。
かゆみが発生しやすい部分として、皮脂分泌が少ない口周りや頬、腕や脛、背中、手指などがあります。
また、衣服でこすれやすい胴や胸回り、首回り、手首回りもかゆみが生じやすい場所です
次に紫外線です。紫外線は肌へのダメージを与えますし、しみそばかすの原因にもなります。
ちょっとした外出でも日焼け止めを使用したり、帽子や日傘を持ち歩くような習慣をつけることが大切です。
肌のかゆみを予防する為に、内面からのアプローチも可能です。
それはつまり肌のバリア機能を高めるものをしっかり摂取することです。
例えばビタミンB2やB6はバリア機能を高めるために必要な栄養素です。レバーや豚肉にはそれら豊富に含まれているので、そういった食材を使った料理を積極的に食事に取り入れていきましょう。
肌が痒い時の対処法
色々と予防したとしても、どうしてもかゆい時はあると思います。
そんな時はまずグッと我慢し、反射的にかくことを避け、患部を冷やしてください。
冷たい濡れタオルや保冷剤を利用し、患部を冷やすことでかゆみを感じる神経を鎮静化し、かゆみを軽減することができます。
ただし、冷やし過ぎは逆効果になることがあるので、数分程度を目安に冷やしてください。
もし冷やしてもかゆみが改善しない場合や、かゆみが強くなる、広範囲にわたるなどの症状が見られる場合は、自己判断せずに皮膚科専門医に相談することをお勧めします。もしかするとかゆみの原因が肌のバリアの低下のせいではないかもしれません。
また最近は季節の変わり目ということもあり、夜急に暑くなったり冷え込んだりすることもあるので、夜中に汗をかくということもあると思います。
そんな時は、面倒がらずに服を着替えるもしくはタオルでしっかり汗を拭くなどしてください。そのまま放置すると汗疹ができてしまい、炎症を起こしかゆくなることもあります。
肌はデリケートですので、ちょっとしたことですぐに炎症をおこしかゆくなってしまうので、予防策や対処法を実践することで、肌のバリア機能を保ち、かゆみをコントロールする必要があります。
肌の健康を維持するためにも、日常生活でのケアが非常に重要ですね。