日本で4月というと、多くの会社が新年度が始まったり、新入社員が入ったり、学生であれば入学式があったりと非常に忙しいですよね。
ただそろそろ新年度のバタバタも落ち着いてきた頃でしょうか。忙しさが落ち着いたきたころに疲れを感じることもあると思います。
疲労感を感じた時、どのように休息を取るかは非常に重要です。
本日は「アクティブレスト」と「パッシブレスト」という2つの休息方法についてお話したいと思います。
2つの休息方法
まずはアクティブレストですが、直訳すると積極的な休息という意味です。
積極的に休むってどういうこと?と思う方もいると思います。
これはどういうことかというと、身体がしんどいなと感じたときに逆に体を動かすことで疲労回復を促す方法のことなんです。
激しい運動ということではなく、軽い運動、例えばジョギング、散歩、ストレッチなどがおすすめです。
適度な身体活動は血流を改善し、疲労物質の排出を促進します。
また、軽い運動はセロトニンという幸せホルモンの生産を助け、心身のバランスを整える助けにもなります。
この休息法は特に中枢性疲労(精神的または神経的な疲労)に有効で、普段から運動不足の人や、ストレスを抱える人に効果的です。
よくアスリートの方が試合の次の日などに軽いトレーニングなどしていますが、これはアクティブブレストを取り入れている側面もあるのだと思います。
次にパッシブレストですが、これは消極的休息という意味なのですが、これは身体と心を完全に休ませる休息法で、特に身体的、精神的にも極度に疲れている時に適していると言われています。
特に末梢性疲労に対して効果的で、肉体労働による筋肉疲労や日々の仕事のストレスから精神的な疲労が蓄積している状態の時などに最適です。
具体的な方法だと、映画鑑賞、音楽を聴く、読書など静かでリラックスできる環境でしっかりと休むことなどが当てはまります。
どちらの休息方法もそれぞれの疲労の種類や個人の状態に応じて選択することが大切です。
自分自身の仕事、生活習慣や体調を考慮しながら、これらの休息法を適切に使い分けることが、健康的な生活を送る上で大事なのではないでしょうか。