先日、コーヒーを飲むことによって美容にどのようなポジティブな効果があるのかを説明しました。
美肌効果があったり、コーヒーを飲むことで得られるリラックス効果は、普段のストレスを緩和します。
ストレスが減少すると、肌の状態も改善されることが多く、特にストレスによる肌荒れやニキビの減少が期待できます。
リラックスした状態が持続することで、全体的な肌の健康が向上するとも言われているのです。
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しかし、何にでもそうですが、良いことばかりではありません。
コーヒーも飲みすぎてしまうとやはり多少なり悪い影響もあります。
本日はコーヒーを飲みすぎることによって起こり得るデメリットに関してお話しします。
コーヒーを飲みすぎによる影響とは
お伝えしたようにコーヒーの摂取には多くの健康効果がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
これらは過剰な摂取や不適切なタイミングでの摂取が原因で起こることが多く、以下でいくつかご紹介します。
貧血のリスク
コーヒーに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を妨げる性質があります。
鉄分は赤血球を形成し、酸素を体中に運ぶために必要なミネラルです。コーヒーを食事と一緒にまたは食事直前に飲むと、食品からの鉄分の吸収が阻害され、貧血を引き起こすリスクが高まる可能性があります。
特に女性や鉄欠乏症のリスクが高い人は注意が必要です。なので、可能な限り食前食事中に飲むのは避けて、食後少し時間が経ってから飲むように心がけてください。
胃腸への負担
コーヒーには胃酸の分泌を促進する効果があります。
空腹時にコーヒーを摂取すると、胃酸が過剰に分泌され、胃の内壁を刺激してしまいます。これが原因で胃炎や胃潰瘍などの胃腸疾患を引き起こすことがあります。
胃が敏感な人は、特に注意が必要で、コーヒーを飲む回数を減らしたり、クリームやミルクを加えて胃への刺激を減らすなどの工夫が必要です。
睡眠の質の低下
カフェインは中枢神経を刺激して覚醒作用をもたらすため、睡眠の質に大きく影響を与えます。
特に午後遅い時間にコーヒーを飲むと、体内でカフェインが分解される前に就寝時間が来てしまい、入眠困難や夜間の覚醒、睡眠の浅さを引き起こすことがあります。
またカフェインは説明したように、神経を刺激するため、過剰に摂取すると神経系が過敏になり、不安や緊張、イライラといった症状を引き起こすことがあります。
特にストレスが多い環境にいる人やカフェインに敏感な人は、摂取量に注意する必要があります。
以上の様に、コーヒーには飲みすぎることによって、引き起こされるリスクも存在します。
世界保健機関(WHO)によると、一日に3~4杯くらいまでを推奨しています。
あくまでも過剰摂取がダメなだけなので、適切な量を適切なタイミングで楽しむ分には問題ないので、上手な付き合い方が必要ですね。