顔のたるみやシワといった原因は加齢だけではありません。
意外と寝ている時の寝方や 寝相が関係していることをご存知でしょうか?
寝方が偏りすぎていたり、バランスの悪い姿勢で寝ていると、顔の片側だけにたるみやシワができてしまうことも少なくありません。
枕で圧迫されている側の肌は、摩擦を繰り返し受けていることになるため、肌の細胞がダメージを受け、肌が水分を保持しにくい状態となり肌が乾燥してしまいます。結果、 肌の水分不足で肌がしぼみ、シワやたるみといった症状として現れます。
また、繰り返す摩擦によって、メラニンが増加し色素沈着を起こすことで、しみやくすみにもつながる可能性があります。
寝方で変わる肌への影響
・横向き
横向きで寝ることで下側になっている頬に圧力がかかり、肌への摩擦が起こりやすいほか、皮膚にシワができやすくなります。
特にほうれい線が深く刻まれる原因にもなってしまうため注意が必要です。
また、長時間横向きの姿勢が続くと、皮膚が左右どちらか一方に引っ張られてしまうため、たるみにつながってしまう可能性もあります。
・うつ伏せ
左右どちらかに首を捻ることになるため、横向き同様に頬や口元、首元のシワやたるみにつながります。
また、首元や肩の筋肉が片側のみ引っ張られる形となるため、肩こりや寝違いの原因にもなってしまうため、健康面へも影響を及ぼす可能性があります。
・仰向け
顔のシワやたるみといった面のみ考慮すると、仰向けで寝ることがおすすめです。
うつ伏せや横向きと比較すると、皮膚への影響が少なく負担がかかりにくいためです。
肌に優しい仰向けをキープするには?
・枕の高さを調整する
必要以上に高い枕や自分にあった高さの枕でない場合、無意識にリラックスできる姿勢を探そうと寝返りを打ったりしてしまいます。
しかし、身体をリラックスさせたり筋肉の緊張を緩めたりと、寝返りは必要不可欠です。
仰向けでも違和感のない枕の高さと、寝返りのしやすい高さという2つのポイントを抑えて調整する必要があります。
・姿勢を整える
猫背の方などは仰向けで寝ると違和感を感じるのではないでしょうか?
腰とマットレスの間にタオルを丸めて背骨を自然な形に整えると仰向けをキープしやすくなります。
美と健康に深く関連している寝方 | まとめ
寝方によって肌へ及ぼす影響はそれぞれです。
しかし、良質な睡眠をとることができなくても肌へ負担をかけることになります。普段の寝方に加えて、自分自身に合った寝方を見つけることが、美肌への近道となりそうですね。