先週と比べ気温もかなり上がっており、まだ5月だというのに30度近くになっています。
気温の上昇と共に気になるのは紫外線です。
紫外線を多く浴びると皆さんご存じのように肌にシミやそばかすができてしまうので要注意です。
そんな紫外線もいくつかの種類が存在します。その種類について解説します。
紫外線の種類と日焼け止めの選び方
紫外線には3つのタイプが存在し、UVA、UVB、UVCと言います。
そのうちUVCは地球の大気によってほぼ完全に遮断されるため、私たちの生活には直接関わりません。
一方で、UVAは紫外線の中で最も多くを占めるタイプで、地表に到達する紫外線の約90%を占めます。
UVAは肌の奥深くにまで到達し、皮膚の老化やたるみなど長期的なダメージを引き起こすことが知られています。
また、UVBは到達する紫外線のわずか10%にすぎませんが、肌の表面に強い影響を与え、日焼けやシミなどを引き起こします。
そういった日焼けを防ぐために日焼け止め製品を使う必要がありますよね。
日焼け止め製品には紫外線防御指標としてSPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection Grade of UVA)という文字が表記されているのですが、見たことはありませんか?
SPFはUVBに対する防御効果を数値で示し、例えば「SPF30」は紫外線を30倍の時間防ぐことができるという意味です。
数値が高ければ高いほど、より長時間UVBからの保護が得られることを示していて、最も高い指標は「SPF50+」となります。
PAはUVAに対する防御能力を表すもので、「PA+」から「PA++++」までの四段階があります。これは「+」の数が多いほどUVAからの保護が強く、最も高い「PA++++」はフォープラスと呼び、UVAによるダメージから非常に効果的に肌を守ることができます。
上記から強い日差しに晒される時にはSPF、PA共に高い数値のものを選びましょう。
また日焼け止めを最大限に活用するためには、特に顔、腕、脚といった肌が露出している部分には、ムラなくしっかりと塗ることが肝心です。
耳や首の後ろ、デコルテなど日焼けしやすい部分も忘れずにケアしましょう。
また、日焼け止めは時間が経つと効果が低下するため、数時間ごとに塗り直すことが必要です。
さらに、水や汗によって日焼け止めが流れやすいため、水に強いタイプを選ぶことも一つの方法です。
日焼け止め選びでは、肌質に合ったものを選ぶことが非常に重要です。
肌が敏感な人は、刺激の少ない製品を選ぶことが望ましいですし、日焼け止め使用後は、専用のクレンジングでしっかりと洗い流すことで、肌トラブルの防止にもつながります。
これらのポイントを意識することで、紫外線から肌を守りながら、安全に夏を楽しむことができるでしょう。