気温が上がってくるとどうしても、肌が脂ぎってくることもあると思います。
そういった脂や菌が毛穴に入り、ニキビは出来るのですが、お気づきの人もいると思いますが、ニキビには様々な色があってその色ごとに種類や特徴が違うのです。
本日はニキビの種類について解説します。
ニキビの種類
白ニキビ
まずは白ニキビです。これは皆さんがよくニキビだと思いますが、初期のニキビの形態であり、毛穴が完全に閉じてしまっている状態です。
これは毛穴が角質や皮脂で塞がれ、内部に皮脂が溜まって白い頭を持つ小さな突起として皮膚表面に現れるものです。
外部から見ると白く盛り上がって見え、触ると硬い感じがします。
白ニキビの治療には、皮脂や角質を除去するためにニキビ圧出やケミカルピーリングが有効です。ついつい爪で圧迫して外に出してしまおうとやりがちではありますが、菌が毛穴から入って悪化する可能性もあるのでぐっとこらえてください。
黒ニキビ
次は黒ニキビですが、黒ニキビは白ニキビと違い毛穴が開いており、その内部に詰まった皮脂が空気に触れて酸化し黒く変色しています。
そのため、毛穴の開口部に黒い点のように見え、これが通称「ブラックヘッド」と呼ばれています。
黒ニキビも白ニキビと同じく角質と皮脂の詰まりによって形成されますが、空気に触れることで色が変わる点が異なります。
治療法としては、ニキビ圧出が効果的で、最近ではYoutubeなどで動画も上がっていますが、ピンセットの様な器具を使い患部を圧迫し毛穴に溜まった皮脂や角質を物理的に除去することが可能となります。
赤ニキビ
赤ニキビは、毛穴内の状態がさらに悪化し、アクネ菌の活動が活発化することにより、炎症反応が強くなった状態を指します。
赤みを帯びており、触ると痛みを感じることが一般的です。
このタイプのニキビは、毛穴の内部でのバクテリアの増加と、それに伴う免疫反応によって周囲の組織が炎症を起こしています。
治療には抗生剤を塗ったり、場合によっては抗炎症成分を含む薬剤を使う必要があります。
重度の場合には、内服薬による治病も検討されることがあります。
黄ニキビ
最後に黄ニキビですが、赤ニキビがさらに進行し、毛穴内部で膿が形成された状態ことをさします。
これは、皮膚が強い炎症反応を示しており、中心部に黄色い膿が見えることが特徴です。
この状態は非常に感染しやすく、治療が難しいことがあります。治療法としては、膿を適切に管理しながら、抗生剤の局所塗布や内服を行わなければなりません。
重度の場合には、医師による直接的な膿の除去や、より強い抗生物質の使用が必要とされることもあります。
以上の様に、ニキビには様々な種類が存在します。どのニキビにも共通することですが、出来るだけ自分で処置しようとしないことが大切です。
気になって触ってしまうと、余計に悪くなることもありますし、どうしても気になる方はニキビパッチを使うことをおススメします。
または皮膚科専門医の診断と指導の下で治療をするほうが良いでしょう。