原因が明らかになっていない偏頭痛ですが、季節の変わり目や気温の変化で頭痛が誘発されるとされています。
梅雨の時期は特に気圧や湿度の変化によって偏頭痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
その他の原因として、ストレスやホルモンバランスの影響が考えられています。
ストレスを受けている状態は、血管が収縮収縮している状態となっており、解放された時に血管が急に拡張することで頭痛につながります。
また月経や排卵、産後など女性特有の頭痛の誘発要因もあるため一概には低気圧が原因とは言えません。
しかし身体が気圧の変化を感知すると交感神経が優位となって活動します。
自律神経である交感神経の活動が活性化すると、痛みを感知する神経が刺激されやすくなります。
また、低気圧では血管を拡張させて身体中に酸素を行き渡らせようとします。血管の拡張も神経を刺激して痛みを感じさせることがあります。
これらが頭痛につながります。
偏頭痛の対処法
・額を冷やす
偏頭痛は血管が拡張して神経を刺激することで起きると考えられているため、拡張した血管を収縮させると痛みが和らぎます。冷却シートや氷枕などを使って冷やしつつ安静にすると良いでしょう。
・耳栓を使用する
気象病用の耳栓など気圧の変化を緩やかにする目的で、気になる時は使用しても良いかもしれません。極力気圧差がないようにすることが頭痛の軽減につながります。
・生活リズムを整える
昼夜が逆転して寝不足になるなど、生活リズムの乱れは自律神経の乱れにつながります。
自律神経が乱れるということは、交感神経が活発になり頭痛の要因となります。頭痛が起こった時の対処法も重要ですが、 根本的に頭痛を起こさないように予防を行うことも非常に重要となります。
また、食事に関しても3食バランスの良い食事を取り入れ、普段不足しがちなビタミンやマグネシウム、葉酸などを摂取することも頭痛に有効とされています。
・頭痛薬を飲む
飲み過ぎや薬への依存は禁物ですが、痛みのひどい時は対処的に飲み症状を抑える方が良い場合もあります。
梅雨の時期や台風の多い時期など偏頭痛に悩まされる方も多いと思います。
しかし、日頃の習慣から取り入れられる予防法もあるため、頭痛のひどい時の対処法のみではなく、頭痛を起こさないための方法も知っておくと、頭痛の解消につながるかもしれませんね。
