皆さんは気象病って言葉を聞いたことがありますか？
つい最近ニュースでも取り上げられていました。
4月は季節の変わり目ですし、気になりますよね。
本日は気象病について詳しく解説します。
気象病とは？
気象病とは、気象条件の変化によって引き起こされる様々な身体的、精神的な不調のことを指します。
季節の変わり目や気圧の変動が大きい時期に、頭痛やめまい、関節痛、倦怠感、不安感など、様々な症状が現れることがあります。
これは、気象条件の変化が自律神経やホルモンバランスに影響を与え、体内のバランスが崩れることにより生じると考えられています。
皆さんも、「雨が降ると、古傷の膝が痛む」とか「天候が崩れると頭痛がする」とか聞いたことがありませんか？
実はそういった事象も気象病なのではと言われているんです。
では、なぜ気象病が起こるのでしょうか？
様々な研究が行われたそうなのですが、実はっきりとした発症メカニズムまだ完全には解明されていませんが、気圧の変化が直接的な影響を与えるという説が有力です。
特に低気圧が近づくと、体内の血圧や神経伝達物質のバランスが乱れやすくなり、それが様々な症状を引き起こすとされています。
また、湿度や温度の変化も体にストレスを与え、気象病の引き金になることがあります。
気象病によって引き起こされる症状は多岐にわたります。
代表的なものには、頭痛や偏頭痛があります。これは気圧の変動が血管に影響を及ぼすことで起こるとされています。
また、めまいや吐き気、関節の痛み、倦怠感、集中力の低下、情緒不安定など、日常生活に支障をきたすような症状が現れることもあります。
気象病は天候によって引き起こされるものなので、要は人の力でどうこうすることができません。
なので、気象病自体をなくすであったり発症しないようにするのは難しいので、基本的には症状を改善する対症療法しかありません。
気象病の症状を和らげるためには、まずは規則正しい生活を心がけることが重要です。
気圧の影響で体内のどこかしらがおかしくなるという性質の病気なので、健康な体でいるということが一番大事になるのです。
そういった理由から十分な睡眠とバランスの良い食事が基本的な対応法となります。
また、軽い運動を日常的に取り入れることで、血行を良くし自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
ストレス管理も重要なポイントです。
自分に合ったリラックス法や趣味に没頭するなどして、心身のストレスを軽減させましょう。
さらに、気圧の変化に敏感な人は、気圧の情報をあらかじめチェックしておくと良いでしょう。毎日、しっかり天気予報を確認して、気圧が下がることが予測される場合は、事前に対策を講じることで症状の発現を抑えることができるでしょう。
気象病は、誰もが経験する可能性のある身近な問題です。
日々の生活の中で、少し意識を変えるだけで症状を軽減させることが可能です。
自分の体と上手に付き合いながら、快適な生活を送りましょう。
