街を歩いていると、背中が曲がっている、いわゆる猫背のおじいちゃんおばあちゃんを見かけることがあります。
しかし、最近では若い人でも猫背の方もいるそうです。
本記事では、猫背の影響について話してみたいと思います。
猫背とは?
猫背とは、主に背中の上部が丸く前に傾いた姿勢のことを指します。
具体的には、上背部(背骨の胸椎部分)が前方への湾曲が強まることで、頭が前に突き出し、肩も前方に落ちる姿勢のことを言います。
その結果、背中が丸まったような姿勢に見えます。
では猫背になるとなにが良くないのでしょうか。
猫背の影響
猫背ってただ背中が丸まってるだけじゃないの?と思われている方も多いかもしれませんが、実は様々な影響があるんです。
健康への影響
猫背はただの姿勢の問題ではありません。長期にわたって猫背の状態が続くと、健康に悪影響ができる可能性もあります。
いくつか紹介したいと思います。
・肩、首、背中の痛み
猫背になるということは、必然的に頭が前にくるということなので、首や肩に過度な負担がかかります。そのため慢性的な痛みを引き起こすことがよくあります。具体例として、首の骨(頚椎)の間の椎間板が異常に圧迫されることがあり、これにより椎間板ヘルニアやすべり症のリスクが増加します。
そして背筋も伸びきっている状態になるので、背中全体や特定の部位に痛みが現れることもあります。
・呼吸、循環器系への影響
猫背の姿勢は胸部を圧迫し、肺の膨張を制限します。要は肺が十分に膨らむスペースがなくなるので、酸素を取り込み辛くなり、息切れや疲れやすさが生じることがあります。
肺活量が減るということは酸素の供給量も減るので、心臓が血液を体全体に送る為にはより多くのパワーが必要ということなので心臓に負担がかかります。特に下肢への血液の流れが悪化し、足のむくみや冷えの原因となることもあるようです。
・美容、外見上の問題
猫背は体型を老けた印象に見せることがあります。どうしても前かがみになるので、姿勢としても美しくなくだらしなく見えてしまいます。
また首が前に突き出ることで、顎の下に脂肪がたまりやすくなり、二重あごの原因となることがあります。
猫背の影響 | まとめ
猫背って身近にあるものですが、意外と深刻なことだということが分かって頂けましたか?
次回は猫背の原因と対策について話してみたいと思います!