手荒れは我々の日常生活に潜む悩みの一つですが、適切なケアと予防策で改善できることもあります。
前回、手荒れの原因についてご紹介させていただきましたが、今回は、手荒れの対策方法や、おすすめのハンドクリームの効果についてご紹介します。
合わせて読む → 手荒れの原因 | 乾燥や湿疹から守るためのポイント
手荒れ対策にすべきこと
手荒れの主な原因は水仕事や気温変化、皮脂不足などです。これを予防するためには、以下の対策が効果的です。
まず第1に水仕事時にはビニールやゴム手袋を使用してください。
例えば、食器洗いや掃除など家庭内での作業では、防水性のある手袋を使うことで手を水や、洗剤から守ります。看護や介護の現場でも、患者さんのケアや清潔作業に際して手袋を使用することが大切です。
次に、水仕事をする際はお湯はぬるま湯(33 〜35°C C)でやるようにしてください。そして終わったら必ずハンドクリームを使用しましょう。
また頻繁な手洗いで失われる皮脂を補うために、ハンドクリームやネイルオイルでこまめに保湿しましょう。
寒い季節には手指の血行不良も考慮して、保湿時に軽くマッサージすると効果的です。
例えば、真冬などの寒い日には、冷たい風にさらされた手を温めるように優しくマッサージすることで、血行促進が期待できます。
ハンドクリームの選び方
手荒れの改善には、適切なハンドクリームの選択が不可欠です。
成分には乾燥に対する保湿成分(ヒアルロン酸・セラミド・グリセリン)や手荒れに効果的な血行促進成分(ビタミンE ・ヘパリン類似物質)、角質ケアに使える尿素やグリセリンが重要です。
商品の中のそういった成分が含まれているから、確認してから購入しましょう。
水仕事が原因の場合は、はっ水効果のある高密着・高保湿タイプのハンドクリームを選ぶと良いでしょう。
配合物のバランスにも注意し、油分・水分・保湿成分の調和が良い製品を選びましょう。欲しい使用感に合わせて、保湿力があるしっとりタイプを選択することが大切です。
医療や介護の現場では無香料または弱香性が適していますが、プライベートでの使用には好みの香りやリラックス効果のある香りを楽しむこともできます。
手荒れに悩む方は、適切なケアとお気に入りのハンドクリームの選択で手肌をしっとりさせる一歩を踏み出しましょう。