近年美容や健康に良い食べものとして、大豆や発酵食品など様々な食べ物が注目されていますが、実は魚料理も肌や髪の毛、健康に良い影響をもたらすことをご存知でしょうか?
魚に含まれている多くの成分が、美容や健康面では有用であり、普段の食事から継続的に行うことができるケアにもなるため、今回は魚がもたらす影響を解説します。
魚に含まれる成分とは
・タンパク質
魚は高品質なタンパク質として知られているかと思いますが、タンパク質には髪の毛や爪 などの構成要素であり、魚を適切に摂ることで美しい髪の毛や爪を維持することができます。
・抗酸化物質
魚はセレンやビタミンDといった抗酸化物質を豊富に含んでいます。肌の内部で酸化を起こすことで、シワやたるみ、黒ずみといった肌トラブルに繋がりますが、これらの成分が肌の老化を防ぐことでシワやくすみなどのトラブルを軽減することが期待できます。
・オメガ3脂肪酸
魚にはオメガ3脂肪酸も含まれています。オメガ3脂肪酸は肌の弾力を高め、髪の毛には艶をもたらす働きがあります。特にオメガ3脂肪酸が多く含まれているサーモンやマグロなどの脂の多い魚がおすすめです。
・ビタミンE
青魚に多く含まれるビタミンEはコラーゲンの生成をサポートします。コラーゲンはオメガ3脂肪酸と同様、肌の弾力やハリ艶に関連します。ビタミンEを摂ることで加齢に伴うたるみやシワの抑制につながります。
魚のおすすめの調理方法
魚は様々な調理方法がありますが、美容や健康に良い調理方法は刺身です。
魚には脂肪燃焼を促進すると言われている、DHAやEPAといった良質な脂質が含まれていると言われています。
しかしこれらの成分は熱に弱く、「焼く」「煮る」「蒸す」といった調理方法で熱を通すと、効率的に摂取することができないため、ダイエット食としては刺身が一番向いていいると言えます。
また、油で揚げてしまうとカロリーも増加してしまうため、フライとしての摂取は一番望ましくありません。
魚と健康 | まとめ
魚には身体に良い成分が多く含まれています。
しかし調理方法によってはカロリーが増加してしまったり、塩分過多になってしまう可能性もあるため、味付けなどには十分注意する必要があります。
また、健康面を考慮すると、3食すべてを魚料理にするのではなく、1日1食取り入れるなど、そのほかの食事から取れる栄養素も考慮し、効率よく摂取することを心がけましょう。