食生活に偏りがあったり、生活習慣が乱れるとつい便秘気味になってしまったという経験はありませんか?
便秘になると、排便の回数が単に減ったり、お腹に張った感じがあり不快な思いをするというだけではないんです。
今日は便秘の影響についてお話しします。
便秘とは?
そもそも便秘の定義って何なのでしょうか。
便秘とは調べてみると、排便の回数が少なくなる、または便の硬さ、排便時の困難や不完全感などの症状を指す医学的な用語みたいです。一般的には、1週間に3回以下の排便、または排便が困難であると感じる場合に便秘と診断されることが多いようです。
症状として、下記が挙げられます。
・ 排便の回数の減少
・ 固い便
・ 排便困難
・ 不完全な排便感
・ 腹痛や腹部の膨張
便秘の影響
上記の様な、便秘の症状が出た場合、身体に様々な影響を与えます。
いくつか例をご紹介します。
腸内環境の悪化
便秘になるということは、便が腸に長く滞留するということなので、それゆえに有害な細菌や毒素が増えるリスクがあり、腸内のバランスが崩れ、善玉菌が減少し、悪玉菌が増加する可能性があります。
これにより、免疫機能の低下や感染症への抵抗力の低下など、全体的な健康に影響を及ぼす可能性があるんです。
肌の健康
皮膚は第二の腸とも言われるほど、腸と密接な関係があります。便秘となると、排出されない老廃物や毒素が血液を介して皮膚に運ばれ、アトピー性皮膚炎や乾燥肌、シミやシワの原因ともなります。
身近なところだと、ニキビや吹き出物、くすみなどの肌トラブルの原因にもなり、さらに肌のターンオーバーも乱れやすくなります。
体臭や口臭の原因
便秘により生成される腸内ガスや有害物質が血流を通じて体全体に拡散すると、それが汗として排出される際に体臭となります。また、腸内のバランスの乱れが口内環境にも影響を及ぼし、口臭の原因となることも。
消化器系の問題
便が硬くなることで、排便時の力みから痔や肛門裂傷のリスクが高まります。また、便が腸に滞留することで、腸が過度に拡張されることがあり、それが腸の動きの低下や、最悪の場合、腸閉塞の原因となる可能性もあるので大変危険です。
心の不調
便秘は体の不快感だけでなく、ストレスやイライラ、不安感を引き起こすことがあります。結果的にうつ症状や焦燥感、不安感といった精神的な症状を引き起こすこともあるので、たかが便秘と安易に考えるも良くないかもしれません。
特に、便秘を気にしすぎることで生じる心の負担は、さらなる便秘の原因ともなり得ます。
便秘と美容 | まとめ
誰もが1回は経験していそうな便秘ですが、たかが便秘だからと考えるのも危険な様ですね。
次回は便秘の予防と対策についてお話したいと思います。