カイロプラティックという施術を知っていますか?
カイロプラティックとは、1895年にアメリカのダニエル・デビッド・パーマーという方が作り上げた手技療法のことをいいます。
パーマーは、背骨の調整が健康を改善する鍵であるという理論を確立し、彼の最初の患者は、部分的な聴覚喪失を患っていた人物で、パーマーは背骨の調整によってその聴覚を回復させたと報告したそうです。
本記事では、カイロプラティックについて詳しく解説します。
カイロプラティックは本当に効果があるの?
先程のパーマーさんの聴覚喪失していた方が回復したという話を聞いて、本当なの?と思った人も多いと思います。
世界保健機関(WHO)はカイロプラティックを補完代替医療として位置付けています。
代替医療というのは、現段階では公的に通常医療と見なされていないということを意味しています。
つまり民間療法として認識されているということです。
それでは効果がないのかと言われるとそうではありません。
国によってカイロプラティックの捉えられ方が違うということで、アメリカを含めた先進国の多くでは法整備が整っており国家試験に合格しなければ開業ができない仕組みになっています。
ただ現在、日本では法制化がなされていないので、法に基づいた資格である柔道整復師やはり師などとは違い整体などと同様に法的な根拠のない行為に分類されてしまいます。
カイロプラティックの最大のメリットは、薬物を使用せず、手技による治療で痛みの緩和や体機能の改善を図れる点にあります。
特に、腰痛、頚部痛、頭痛などの治療に有効であると報告されています。
一方で、カイロプラティック治療は日本では民間療法として見られているということは、科学的根拠が乏しい治療法もあるという点と効果には個人差があることも認識しておく必要があります。
医療専門家の間では、カイロプラティックに対する意見が分かれています。
一部の医師は、カイロプラティックを補完的な治療法として認め、特定の条件下での利用をすすめています。
しかし、根拠の不明確な治療法に対して懐疑的な見解を示す専門家もいます。
カイロプラティックの施術を受けて、身体の調子が良くなった人も多くいるので、何かしらの効果はあるのだと思います。
ただ科学的根拠が乏しいと主張している方もいるようなのですし、施術が体質に合う合わないという問題もあるでしょうから、利用される際は慎重に判断した方が良さそうですね。